「白湯」とはアーユルヴェーダ(インドの伝統哲学)において、基本中の基本としてすすめられている飲み物で、きれいな水を沸騰させただけのシンプルな飲み物。
冷たいままの水はいったん胃に溜められて温められて腸へ、お茶など味のある飲み物は消化のため、やはりいったん胃にとどまります。人間の身体は消化と代謝は相反する関係にあって、消化が終わってからでないと代謝は促進しません。消化してる間は代謝が弱くなってしまうわけです。
ところが、お白湯は胃にたまることなく、一気に腸へと流れていきます。
つまりカラダへの負担がきわめて小さい飲み物なんですね。消化する必要がないから、代謝の邪魔もしません。
このお白湯を飲むことによって、お肌の乾燥改善効果も得られます。当たり前の話ですが、乾燥肌というのは、体の水分不足が原因なので、体内の水分を保つことで、お肌の潤いを保つんですね。
その方法はとても簡単。お白湯を一日に1リットル程度を目安に「こまめに」飲むだけこれだけで乾燥肌改善します。そして乾燥肌と同じく水分不足で起こる、静電気体質の人も改善が期待できます。時期は過ぎてしまいましたが、冬の静電気に悩んでる方、お白湯を飲んでみてください。理屈でいうと白湯でなくて、お水でも構わないんですが、水を飲むと体が冷えてしまうので、お白湯の方が良いのです。また、お茶やコーヒーはカフェインを含んでいるからダメです。
カフェインの利尿作用によって、かえって体内の水分が不足してしまいます。そればかりか、カフェインには毛細血管を収縮させてしまう作用があるんです。
もちろん、お茶やコーヒーを飲んではいけないといっているわけではありません。お茶やコーヒーには味や香りによって気分を落ち着けるとか、抗酸化作用など優れた健康作用があることも承知しています。体内の毒素を排出することだけに焦点を当てるとお白湯がベストということなんです。
1リットルを一気に飲まず、少しずつ少しずつ飲んでいくのが飲み方のコツです。お白湯で体内の水分を補給したら、その水分を逃さないように、保湿クリームを塗ると、より高い乾燥対策になりますよ。
さらに白湯にはダイエットの効果もあります。まず、1つ目は内臓機能が活発になり、老廃物を排出する効果があります。お白湯を飲んで、内臓機能が温められることで、内臓が活発に働くようになり、消化作用が促進されます。その結果、体内の老廃物を排出する力が増し、肝臓や腎臓などの機能が活発になるので、それが体内の浄化にも繋がります。
もう1つは、余分な水分を排出するので、
むくみ解消効果や便秘解消になるという効果です。
お白湯を飲むと、血液やリンパの流れが良くなるので、体内にある余分な水分が尿として排出されます。その結果、むくみ解消や便秘解消につながります。尿の量の増加とともに、体重も減っているはずです。
血液の循環がアップし、脂肪が燃焼されやすくなるので、そちらの面からもダイエット効果が期待できます。
これって「ダイエット」というよりも、体の中から健康になり、体全体のアンチエイジングに繋がる効果ですよね。体の血流の流れが良くなり、老廃物も排出する。ということは、当然ですが美肌効果もあるでしょう。
むくみが改善されるということは、たるみの原因が1つ解消されるということなので、そちらの方でも喜ばしいですね。
お白湯飲むだけなのに、こんなに美容効果があるとは
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白湯ダイエットのやり方は、1日3回、食事中にコップ1杯飲むと紹介されていますが、食事中に一口食べては一口飲む、というような飲み方を推奨されてますので、やっぱり、少しずつ少しずつ飲むのがポイントなんでしょうね。
あと、白湯を飲むタイミングとしては、朝起きてすぐというのがオススメです。寝起きで動きが停滞してる胃腸も活発になるし、基礎代謝が上がる効果があるのだとか。寝てる間に汗として失われてる水分補給で、肌の乾燥対策にもなりそうですよね。
「お白湯を飲む」のは誰でもすぐに出来る上に、本当に嬉しい効果が色々とあるんですよ。
お白湯の効果 その2
「むくみ」その4 コーヒーでむくむ!?カフェインのお話
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