イチロー選手の素晴らしさは打撃、守備、走塁のレベルが全てにおいて優れていることですね。それに加えて特筆すべきはなにより怪我などで故障せず、毎年ほとんどフル出場する体の強さ、スタミナといわれています。 それは日ごろから体のケアをしっかりときめ細かくやっていることに他ならないと思います。
イチロー選手のお父さんは、イチローが中学卒業まで寝る前に毎日足をマッサージ。試験勉強のときは勉強が終わるまで起きてまっていたといいます。イチロー選手自身も高校やプロになってから今現在も練習や試合には、欠かさず足をもんでいるとのこと。ロッカールームに戻ると15センチの棒で入念に足をマッサージ。
「ここがツボ、足が健康なら体が健康だ」と。
チームメイトは彼のやる事なすことに驚かされている投球の合間、彼はライトの守備位置で柔軟体操を続ける ロッカールームに戻ると、15センチの棒で入念に足裏マッサージをする。 『ここがツボ!足が健康ならば、身体が健康だということ』 (2001年5月29日 読売新聞)
イチロー選手が煩雑に並ぶロッカールームに向かって座り、足の裏を木の棒でほぐしていた。「土踏まずが固くなるので。水虫ではありませんよ」。プレーについてはあまり語ろうとはしないが、こんなときにはジョークも飛び出す。(2001年6月13日 産経新聞)
プロフェッショナル
仕事の流儀 第73回 イチロー - NHK
http://www.nhk.or.jp/professional/2008/0102/index.html
2008年のお正月に放送されたNHKの番組でも
マッサージ機を使って足を揉み解しているシーンが登場しました。そこでは足もみの素晴らしさを力説。旅行鞄の中に愛用の枕と共に、そのマッサージ器がどんと入っていました。遠征先でも使えるように、足裏マッサージ機を常に持ち歩いているそうです。
アナウンサーが、「足って大事ですか?」と聞くと、イチローは当然でしょ、という風に 「大事ですよ。足の裏から余計なものが抜けていくっていうかね」といった感じで返していました。
また、ヤンキースに移籍した直後の2012年8月、本拠地ヤンキースタジアムで行われる試合直前を取材した記事にも足つぼの話題がでています。
『ロッカールームで他の選手が試合の準備をしている中、地元メディアの記者たちが探してもイチローの姿がどこにも見当たらない。「おかしいな」と思って一同が探し回ると、当人はトレーニングルームの真ん中で両足を大きく広げながらストレッチをしていた。その後、スリコギ棒のようなもので足の土踏まずを3分近くに渡ってグーッと一押し。試合中に疲れが溜まって土踏まずに張りが出てくるので、その予防対策をしていたのだ。「これはマリナーズ時代からのルーティーン。ナイターでどんなに試合終了が遅くなっても欠かしたことはない」というから恐れ入る。』
(2012年11月21日 Business Media 誠)
ところで健康管理という面でも、無視できないのが食事ですよね。スーパースターの生活はみんな知りたいもの。そこで、アメリカのある番組がイチロー選手の食生活を取材したところ、スタッフも驚く偏食ぶり。その一例を紹介すると、
・独身時代は牛タンばかり食べていた
・朝食は毎日カレーだった
・カレーをやめてからは朝食がそうめんになった
・ニンジンやセロリなど繊維質の野菜やキノコ類は大の苦手
・基本的に野菜は食べない
・グリーンピースは一粒残らず、器用に皿の隅によける
・オフは朝昼兼用でほぼ毎日コンビニのパン
・試合の1時間前に栄養ドリンク(ユンケル)を飲む
・ ・ ・?
とにかく専門家の意見をもらおうとしたところ、「子どもたちがスーパースターの真似をして肥満になったら困る!」と医療支援団体が抗議する事態にまで発展し放送は見送りなんてことになったそうです。
そう考えるとイチロー選手の健康を支えているのは足つぼマッサージ?くらいしか・・・
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