老化は毛細血管の減少から
個人差はありますが、一般的に30代後半、早い方で20代半ばから、体だがだるく疲れやすい、若い頃のように全速力で長く走れない、 冷え症になった、よく眠れない、目が疲れやすく見えにくくなった、肌のシミ・シワ・タルミが目立つようになった、性欲が衰えた・・・   
といった特に病気でもないのに、体が衰えはじめ、急に老け込んだと実感していませんか?

こうした体の変調は、血流が不足するために起こるんですね。必要な場所に必要なだけの血液が届いていないからです。放っておくと悪化の一途をたどってしまします。

ではなぜ血流が不足するのか。それは、加齢によって起こる血流不足の最大の原因、毛細血管が退化しているからです。

 
ところで、毛細血管って意識したことはありますか?
実は、全身の血管の9割以上は毛細血管なんですよ。私たちが血管としてイメージする太い血管は全体の数パーセントしかないんです。そして毛細血管は全身をくまなく網羅しています。血管をまっすぐつなげると10万km、地球2週半もの長さが私たちの中を通っていて、その中を血液が駆け巡っているわけです。

この模型を見ていただくとイメージしやすいと思います。

ちなみに足の血管はこんな感じです。


いかに私たちの身体が緻密にできているかが理解していただけると思います。そして、身体の隅々まで栄養を届けてくれる毛細血管のおかげで、健康と若さが維持できているわけです。

 
この毛細血管をもっと詳しく見ていきます。これが正常な毛細血管の顕微鏡写写真



こちらが退化してしまった毛細血管の顕微鏡写真


 
毛細血管は血管そのものの寿命のほか、老廃物による血流障害などで20代をピークに減っていきます。毛細血管が減少すると血液が運んでいた栄養と酸素、熱が細胞に届かなくなるので、細胞が死んでいきます。
これがいわゆる老化といわれる現象の正体。

完全に退化してしまった毛細血管は残念ながら自力では元に戻すことはできません。血管を復活させるお薬も存在しません。ですが、外からの刺激で新しく作り直してあげることはできます。足つぼは全身の血流を高めるとともに、毛細血管を作り直すことも目的とします。届かなくなった場所に血液が届くようになれば、人間の身体は自分で治すようにできているんです。

自然治癒力を呼び覚まし、あらゆるトラブルからの回復、これこそが足つぼ療法の醍醐味でもあるわけですが、それが可能なのも血液循環を正常化させることを最大の目的にしているから。もちろん、毛細血管が退化してカラダがボロボロになる前に、ある程度毛細血管が健康なうちにメンテナンスとして受けていただくのが理想なのは言うまでもありません。

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