ビタミンCは数ある栄養素のなかで、最も身近なというか、馴染みのある栄養素の一つだと思います。
「美容ビタミン」とか「美多ミンC」といわれるように、シミやそばかすを予防したり、日焼けで傷んだ肌を回復させることでよく知られていると思います。「ビタミンC配合」と表示されていると、なんとなくカラダによさそうってイメージがありますよね。
ビタミンCの代表的な働きを挙げてみると
・コラーゲンの生成と維持に必要不可欠
肌荒れを解消するコラーゲンもビタミンCが生成を促進します。
コラーゲンだけをせっせと摂ってもビタミンCがないと無駄になるわけです。
(※コラーゲンについては改めて記事にして詳しく解説します)
・鉄の吸収をよくします
食べのものの中の鉄分は人体に吸収されにくいのですが、
吸収されやすい形に変えることができます。
・メラニン色素の沈着を抑えます。
美肌の大敵、シミやそばかすの元になるメラニン色素が
皮膚に沈着するのを防いでくれます。
・抗酸化作用により生活習慣病を予防します。
体内の細胞を傷つける活性酸素と戦ってくれて、
脳梗塞・心筋梗塞・動脈硬化など生活習慣病を防でくれます。
・免疫力を高める風邪にはビタミンCというイメージはこの働きからですね。
ビタミンCは白血球の機能を高め異常を改善してくれます。
なので、風邪の予防 症状の軽減につながるわけです。
他にも
・抗ストレス作用
・ウィルスを抑えるインターフェロンの生成を促進
・抗ヒスタミン作用
・生体異物を解毒 など
こんなに重要な働きをしてくれますが、
基本的にビタミンは体内で作られないため食べ物から摂取しないといけません。
昆虫や魚類を除く多くの動植物は、体内でビタミンCを合成することができます。
しかし、哺乳類の中でCを合成することができない動物の一つが人間なんですね。
人間は進化の過程で、ビタミンを体内で合成することができなくなったといわれています。
ですから、生きるうえで欠かせないビタミンCを食物として、
外部から取らざるを得ないんですね。
大航海時代、長い航海をする船では生野菜がなく、
ビタミンCが不足して多くの船員が壊血病で出血して倒れ、
なかには死に至る人もいました。
現代では、このエピソードのようなことはますないと思います。厚生労働省によると1日100mgを摂ればいいとされていますので、通常の食事で野菜や果物を食べていれば問題ないはずだと思います。
ですが、今の世の中しっかり野菜や果物を採るのはなかなか難しく、抗ストレスやウィルスに対抗するなどの薬理効果を期待する場合は、大量に摂取する必要があるので、そのときは、サプリメントやドリンク剤などに頼ることになります。手軽に手に入るのはありがたいのですが、このとき注意しないといけないのが過剰摂取と摂り方。
基本的にビタミンCは水溶性で過剰摂取にならないといわれていますが、とはいっても、グラム単位でビタミンをとるとお腹が張ったり、下痢を起したり、高尿酸化血症や尿路結石を誘発する原因になったりします。非常時には仕方ありませんが、日常的にサプリメントなどで ビタミンCを大量にとり続けると、たしかに代謝が更新し続けますが、とるのを止めたとたんに欠乏しやすくなります。身体がビタミンCの大量消費癖がついてしまうんですね。
また、自然界に存在しないものは、基本的に薬物=毒物
ということを忘れてはいけません。ビタミンCの正体は、アスコルビン酸という化合物です。純度100%近くのアスコルビン酸はもはや薬物と言っていいので、あまり安易にサプリメントに頼るべきではないと思います。薬物はもちろん腎臓や肝臓に負担をかけます。
摂り方については、 一度に摂るより、何回かに分けて摂るのがポイント。こうすると吸収率高くなるんですね。 ちなみに、一度に500mgを超えて摂取しても、すぐに尿として排泄されてしまうので効果はないようです。
そして空腹時よりも満腹時に摂取すると吸収が続き、量的には空腹時の1.6倍ぐらい吸収率になるようです。また、コラーゲンの再生は睡眠中に最も活発になりますので夕食後の摂取がよりオススメです。
カテゴリ:食と健康の記事一覧
「美容ビタミン」とか「美多ミンC」といわれるように、シミやそばかすを予防したり、日焼けで傷んだ肌を回復させることでよく知られていると思います。「ビタミンC配合」と表示されていると、なんとなくカラダによさそうってイメージがありますよね。
ビタミンCの代表的な働きを挙げてみると
・コラーゲンの生成と維持に必要不可欠
肌荒れを解消するコラーゲンもビタミンCが生成を促進します。
コラーゲンだけをせっせと摂ってもビタミンCがないと無駄になるわけです。
(※コラーゲンについては改めて記事にして詳しく解説します)
・鉄の吸収をよくします
食べのものの中の鉄分は人体に吸収されにくいのですが、
吸収されやすい形に変えることができます。
・メラニン色素の沈着を抑えます。
美肌の大敵、シミやそばかすの元になるメラニン色素が
皮膚に沈着するのを防いでくれます。
・抗酸化作用により生活習慣病を予防します。
体内の細胞を傷つける活性酸素と戦ってくれて、
脳梗塞・心筋梗塞・動脈硬化など生活習慣病を防でくれます。
・免疫力を高める風邪にはビタミンCというイメージはこの働きからですね。
ビタミンCは白血球の機能を高め異常を改善してくれます。
なので、風邪の予防 症状の軽減につながるわけです。
他にも
・抗ストレス作用
・ウィルスを抑えるインターフェロンの生成を促進
・抗ヒスタミン作用
・生体異物を解毒 など
こんなに重要な働きをしてくれますが、
基本的にビタミンは体内で作られないため食べ物から摂取しないといけません。
昆虫や魚類を除く多くの動植物は、体内でビタミンCを合成することができます。
しかし、哺乳類の中でCを合成することができない動物の一つが人間なんですね。
人間は進化の過程で、ビタミンを体内で合成することができなくなったといわれています。
ですから、生きるうえで欠かせないビタミンCを食物として、
外部から取らざるを得ないんですね。
大航海時代、長い航海をする船では生野菜がなく、
ビタミンCが不足して多くの船員が壊血病で出血して倒れ、
なかには死に至る人もいました。
現代では、このエピソードのようなことはますないと思います。厚生労働省によると1日100mgを摂ればいいとされていますので、通常の食事で野菜や果物を食べていれば問題ないはずだと思います。
ですが、今の世の中しっかり野菜や果物を採るのはなかなか難しく、抗ストレスやウィルスに対抗するなどの薬理効果を期待する場合は、大量に摂取する必要があるので、そのときは、サプリメントやドリンク剤などに頼ることになります。手軽に手に入るのはありがたいのですが、このとき注意しないといけないのが過剰摂取と摂り方。
基本的にビタミンCは水溶性で過剰摂取にならないといわれていますが、とはいっても、グラム単位でビタミンをとるとお腹が張ったり、下痢を起したり、高尿酸化血症や尿路結石を誘発する原因になったりします。非常時には仕方ありませんが、日常的にサプリメントなどで ビタミンCを大量にとり続けると、たしかに代謝が更新し続けますが、とるのを止めたとたんに欠乏しやすくなります。身体がビタミンCの大量消費癖がついてしまうんですね。
また、自然界に存在しないものは、基本的に薬物=毒物
ということを忘れてはいけません。ビタミンCの正体は、アスコルビン酸という化合物です。純度100%近くのアスコルビン酸はもはや薬物と言っていいので、あまり安易にサプリメントに頼るべきではないと思います。薬物はもちろん腎臓や肝臓に負担をかけます。
摂り方については、 一度に摂るより、何回かに分けて摂るのがポイント。こうすると吸収率高くなるんですね。 ちなみに、一度に500mgを超えて摂取しても、すぐに尿として排泄されてしまうので効果はないようです。
そして空腹時よりも満腹時に摂取すると吸収が続き、量的には空腹時の1.6倍ぐらい吸収率になるようです。また、コラーゲンの再生は睡眠中に最も活発になりますので夕食後の摂取がよりオススメです。
カテゴリ:食と健康の記事一覧