「姫路文化センター」が現在の手柄から移転します。建設されたのが昭和40年なので、さすがに老朽化し、施設機能が時代に合わなくなっているからだそうです。
移転場所は姫路駅から東へ徒歩10分ほど、姫路市のイベントゾーンに区画されている場所。キャスティ住宅展示場として使われていた場所ですね。
イベントゾーンですと、すぐ近くにも東姫路駅ができるので、かなり便利になるはずだと思います。現在の文化センターは最寄の駅(山陽電車の手柄駅)からは離れているので、車やバスを利用しなければいけないので、どちらかというとアクセスは不便ですよね。
また、現在の同施設は大ホールが1657席となっていますが、イベントで有名人を呼ぼうとしても、最低でも2000席はないと採算性の面から断られることが多いそうで、現状、多くの全国ツアーは、大阪から神戸と続いて、姫路を飛ばして岡山や倉敷で開催されることが多いです。そのため、新しい文化センターの大ホールは2000席以上の収容人数をもつ規模に拡張される計画だそう。
姫路市が事業主体になる場合は、来年度中に工事を着手し、3年後の2017年度中の完成を目指すとのこと。
ところで、移転した文化センター跡地はどうするのかということですが、今のところ未定だそうです。ですが、姫路市立動物園も平成30年までの移転が決定されていますが、こちらも移転先はまだ決まっていません。
文化センター跡地とその周辺に移転する話もあったりなかったり・・・。
※(2015年7月修正)文化センター跡地は植物園を移転することになったようです。現在ある植物園の場所は展望広場として整備する予定だそうです。動物園の移転先については再度未定となりました。
※(2020年2月追記)2019年12月30日の神戸新聞が報じたところによると、姫路市は2020年にも存続か移転かについての方向性を議論する予定みたいです。
そして、 姫路市は姫路駅~英賀保駅間の新駅構想(JR手柄駅?)も打ち出しています。
手柄山中央公園には、文化センター、水族館、武道館、野球場、陸上競技場など文化・
スポーツ施設が集積しており、施設利用者数・来園者数は年間約160 万人にもなります。
当該地域では、都市施設の配置状況などから、市内から市外及び市外から市内への移動(広
域流動)が多数発生しています。一般には移動距離が長ければ鉄道が使われる割合が大きく
なる傾向にありますが、本地域においては、都心・中心市街地に比べて自動車が使われる割
合(自動車分担率)が大きくなっています。
公共交通が使いやすい環境を整えていく上で、当該地域においては、新駅の整備による鉄
道網へのアクセス性向上が課題となっています。
(第2 回公共交通を中心とした姫路市総合交通計画改訂懇話会(H25.2.20)より)
これらを考えたら、もしかしたら、手柄山遊園地(市民プール)、水族館、植物園に姫路球場・・・そこに動物園が加わった手柄山周辺の施設へも、電車で行けるということになるのかもしれませんね。大きく変化するのは姫路駅周辺だけではなさそうです。
※(2015年7月修正)手柄山遊園地も現在のプールを改修し全天候型の屋内プールとし、レジャープールは規模を縮小した上で、新たに体育館を建てることになったようですし、遊園地については施設の老朽化により廃止、そのかわり大型複合遊具を配置する「チビッコ広場」とする方向で話が進んでいるようです。
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