日本酒の「美肌効果」がスゴイ!

NHKの朝の連続テレビ小説「マッサン」。視聴率も25%超と相変わらず絶好調です。
そのドラマの影響からか「ウイスキーを飲みたい!」とハマる人が急増中だそうですね。 生産が追いつかないというニュースもあります。
さらにここ数年、札幌、小樽、函館・・・北海道が観光名所として人気を集めていますが、最近はニッカウヰスキー余市蒸留所の人気が急上昇だそうです。やはりドラマの影響ですね。独立騒動でスコットランドが注目を集めたのもタイムリーでした。

スコットランドがどういう地域なのかを紹介される機会が増え、もちろんウィスキーも頻繁にとりあげられました。そもそもアルコール度数の高いお酒は日本人には敬遠されていたのですが、いろんな要因が重なって、国内のウィスキーの消費量も増えているようです。

対して、日本酒の消費量は減少しています。ここ日本国内では販売数量でいうと20年で43%に減少しています。
海外では逆に年々人気が高まっていて、その透き通った味わいが評価されているのとは対照的です。

15年ほど前、プロゴルファーのタイガーウッズがツアー中に絶不調といってもいいほど調子が悪いときがあったのですが、普段飲まないお酒、それも日本酒を燗にして飲んだところ、次の日からスランプが嘘のように絶好調といっていほど調子を取り戻したというエピソードがあります。これがきっかけで「ジャパニーズ・サケ」が注目され始めたと言われていますが、「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことで、さらに一気に人気に火がついたというのですから、日本とは大きく違います。

 

日本酒が文化遺産に登録されても消費量は減少するなど、日本人が飲まなくなったこの日本酒は「日本酒を飲むと肌がキレイになる」「酒風呂に入ると肌がスベスベになる」など、日本酒には「美肌効果」があるんですよ。

昭和のお相撲さんは肌が艶々してきれいでした。平成の力士は肌荒れしています。それは「最近の関取は洋酒を飲むようになったから肌が荒れている」ともいわれています。

 

日本酒を飲むとお肌にいい、その根拠は?
まず、日本酒による美肌効果は日本酒が造られる際に使われる「日本麹かび」といわれる麹(こうじ)に、様々な酵素やビタミン類など多くの栄養素が含まれています。そして、焼酎やウィスキーなどの蒸留酒は、加熱の段階で栄養素が残らないのですが、原料をそのまま搾っただけの日本酒には100種類以上の栄養素がそのまま含まれています

その栄養素のひとつ「グルコサミン」。これは肌のハリを保つために必要なヒアルロン酸の主原料になっている、天然アミノ糖の一種です。ヒアルロン酸は非常に大きい保水力を持っているため、多くなれば肌の水分量も増し、肌のハリを保つことが出来るのですが、その主原料のグルコサミンを摂取すれば肌にハリが出ると考えられます。

さらに日本酒には、グリセリンという成分も含まれているのです。グリセリンは保湿効果を持ち、体内からの水分蒸発を抑える働きがあり、お肌をしっとりさせます。

もし日本酒が苦手なら、粕汁や甘酒など酒粕を使った料理を食することでも同等の効果を得られますし、飲んだり食べなくても日本酒を入浴剤として使って、風呂に入るのでも効果が期待できます。 お風呂に入れる場合、コップ4分の1程度を入浴剤の代わりに入れてあげます。 アルコールは関係ないので、火にかけて一度アルコールを飛ばしてから湯船に入れると、お酒の弱い方や子供でも安心して入浴できますね。

洋酒にはない日本酒の力。見直してみませんか?実は美容にすごいんです。もちろん飲みすぎには注意ですよ。

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