2019年2月20日のためしてガッテンは『慢性痛しびれが改善!逆子も治る!?東洋の神秘「はり治療」SP』でした。
http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20190220/index.html
妊娠中期の赤ちゃんは、約半分が逆子であると言われています。出産予定日が近づくにつれて自然と治っていくことが多いようです。ですが、治らないままだと、出産の際にヘソの緒が赤ちゃんの首に巻き付いて危険なので、帝王切開することが多いです。
番組ではそんな逆子の状態の母親の足に鍼をうつと、エコーに映る胎児が動いて逆子が治っていくという、興味深い様子が映像としてとらえられていました。
現在の科学でも、鍼がなぜ効くのか?ツボを刺激するとなぜ身体が変化するのか?というメカニズムはほとんどわかっていません。そもそも人間の身体は10%ほどしか解明されていないのですが、ある人は神経ネットワークが関係していると考えたり、脳の命令機能に働きかけるのでは?と考えたり。最近注目されている筋膜の影響なのでは?と、いろいろ仮説はありますが、なかなか解明にまでは至っていません。人間の神秘というほかないと思います。
母親の身体に変化が起きるのはまだわかりますが、胎児にまで影響するのは本当に不思議です。不思議ですが、東洋医学は原理は分からないけど、こうするとなぜか効果があったという、膨大な人体実験の結果積み上げられてきたもの。足を刺激すると胎児が大きく動くのは、鍼だけでなくお灸の世界でも知られていますし、足つぼ(足もみ)の世界でもよく知られています。
でも、逆子も治ることがあるんだということは、とても興味深かったです。
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