足つぼを受けていただくと、左の親指はそれほどではなのですが、右の親指は激痛という方は多いです。 足の親指は脳と関連しているのですが、右の親指は左脳、左の親指は右脳と逆転しています。
体の左半身は右の脳が、右半身は脳の左側がコントロールしています。難しい言葉で神経反射といいます。なので、足と脳は反転しているわけです。ということは、左は大丈夫でも右の親指が痛い人は、左脳が疲れているということですね。
左脳と右脳の役割を、簡単にまとめるとこうなります。
左脳
- 文字や言葉を処理
- ゆっくり少しずつ処理
- 意識的、理性的
- 低速で段階的に受け入れる
右脳
- 画像やイメージを処理
- 瞬時にたくさんのことを処理する
- 無意識的、直感的
- 高速で大量に処理できる
左脳は言語や計算力、論理的思考を司る脳です。文字や数字を処理する作業は左脳が主に使われるので、書類を読んだり接客といったお仕事をされている方は、右足の親指が痛くなりやすいと言えそうです。
考えてみれば、学生時代は、単語や文章を中心に暗記する作業をひたすら繰り返してきました。また、就職して社会人になってからも、日々文字や数字がギッシリの資料を処理しています。これまで左脳は活発に使いますが、右脳はあまり使わずに過ごしているということも、右足の親指が痛い要因になっているのかなと思います。
左脳の疲れをとる・休ませるためには、積極的に右脳を使ってあげるといいそうで、右脳を鍛える本を読んでみるのもいいですし、絵をみる、(歌詞のない)音楽を聴く、左手で何でもいいから描いてみるといったことをするといいみたいです。
本屋さんに行っても「右脳を使いましょう」という本が本当に多いです。それだけ普段、左脳を酷使して疲れている人が多いということかもしれませんね。
もちろん、足つぼで右足の親指をよく揉むこともおすすめです。痛くなくなる頃には、左脳の疲れもほぐれているでしょうし、右脳左脳のアンバランスな状態も解消できているはずです。何より将来の脳トラブルの予防にもなります。
ちなみに、処理能力は右脳の方がはるかに速く、ほとんどの本に共通して書かれているのですが、「イメージで記憶することで、文字だけよりも数千倍もの情報が処理できる」らしいです。脳科学の面からも証明されているみたいです。なので、学生さんや資格勉強されている方は、文字だけを追いかける左脳だけを使う勉強よりも、視覚(図や絵を書いてみるとか)、聴覚(声に出してみるとか)といった、右脳も使ってあげると効率よく勉強できると思います。
そういえば、最近のビジネス書に「マンガでわかる〇〇」なんてのが多いのも、文章だけだと難しいことも、マンガだと短時間で理解しやすいから売れているのかもしれませんね。
- 関連記事
カテゴリ:足つぼ(東洋医学)の記事一覧