ウコンというと二日酔いや、肝臓対策というイメージの方も多いと思います。特に年末年始はお世話になったという方が多かったのではないでしょうか。
興味深いことに、ウコンを二日酔いに利用しているのは日本人だけみたいです。ウコンには肝機能を助ける働きはありますが、二日酔いに効くとかどうかは実ははっきりとわかっていないようです。
でも、美に関してはものすごいチカラを持っている食材なんですよ!
(注:ウコンは日本語英語で、英語ではターメリック。日本人にはウコンの呼び名のほうが馴染んでいるので、ここではウコンの呼称を使います。)
世界最大のウコンの産地であり、最大の消費国でもあるインドでも、二日酔いのために使うことはないのだそう。そもそも宗教上の理由でアルコールを口にする機会はないという事情もあると思いますが。
(2020年1月25日訂正)インド人がアルコールを飲まないというのは正しくないみたいです。酒類販売を禁止する州があったりと飲酒に寛容ではないお国柄なのは確かなのですが、ここ10年で1人当たりのアルコール消費量は過去10年で2倍超に増加しているみたいです。特にウィスキーに関しては世界屈指のウィスキー消費国だそうで、世界のアルコール飲料市場調査を行うIWSRによると、2018年にインドで販売されたウィスキーは2億1300万ケース(1ケース9L換算)。2位はアメリカで6900万ケース、日本は3位で1900万ケースなので、まさに桁違いに飲まれています。イギリスの植民地だった影響だろうと考えられているようです。でも、それでも二日酔いにウコンが使われることはないようです。
そのインドの料理に欠かせないスパイスの大半がウコンですが、料理だけでなく、インドではウコンは神の食材と崇められ、大切なお供え物として扱われています。
さらに街の薬局へ行くと、ウコンクリームにウコンの石鹸、ウコン化粧水にウコンローション、とどめはウコンパック。。。美のアイテムにはウコンが必ず含まれているといった感じです。ハリウッド以上に映画産業が盛んなインドの女優さんたちの間でも、ウコンは欠かすことのできないコスメアイテムなんだとか。ウコンパックは彼女たちの日課となっているそうです。
料理に信仰に、そして美に。まさにインド人にとって、ウコンはなくてはならないものという印象を受けます。
インドの人々は美人が多く、肌がきれいなことで知られています。肌を老化させてしまう原因の1つである活性酸素は、紫外線を浴びるほど多く発生し、肌の老化を早めていきます。インドの紫外線量は日本のおよそ1.5倍、そんな過酷な環境にもかかわらずです。インド人の美の秘密のひとつにウコンの存在があると考えられています。
どこにそんなチカラがあるのかというと、 ウコンにあるポリフェノールの一種、クルクミン。ウコンの特徴ともいえるあの黄色の色素成分です。日本でも昔からたくあんの色づけなど、染料としても利用されています。これが強力な抗酸化物質で、片っ端から活性酸素をやっつけて肌の老化を防止してくれます。
クルクミンは単体でも抗酸化力を持っていますが、イースト菌や乳酸菌と一緒になることで、さらに強力なテロラヒドロクルクミンに変身します。
カレーにはウコンが必ず使われます。そのカレーにつけて食べるナン、カレーに混ぜるヨーグルト。インド料理に定番の組み合わせは、ウコンの効果を最大限に引き出しています。おいしいだけでなく、美の視点から見ても、とても理にかなっていると言えそうですね。
さらにクルクミンは肥満を抑制する効果もあると考えられています。
抗酸化作用以外に、クルクミンには肝臓内で胆汁の量を増やすという大事な役割が。胆汁はコレステロールが原料です。胆汁の分泌量が増えれば、その分、体内の余分なコレステロールが消費されていきます。さらに、胆汁自体には小腸で脂肪を分解・排泄する働きがあります。
つまり、胆汁の分泌が増えることで、脂肪がたまらない、太りにくい身体になるという理屈です。
この働きを引き出すためにはレシチンという成分と一緒に採ると効果的です。クルクミンとレシチンが一緒に組み合わさると乳化作用と呼ばれる現象が起こります。すると、クルクミンは小腸から吸収されやすくなって肝臓により素早く到達することができます。
レシチンは豆類に多く含まれている成分。やはりインド料理の豆カレーは理にかなっています。もともとインドでは宗教上、牛や豚の肉を口にしない人が多く、その為、不足するたんぱく質を豆類で補っていたのですが、結果的に肥満防止に役立っていたということでしょうか。
ちなみにそのレシチンですが、ダントツの含有量を誇っている食材がタマゴ。カレーの上に生タマゴを落として、食べたことありませんか?実はこの食べ方、クルクミンを効率よく吸収するには、とても理にかなっていたんです。レシチンは熱に強いので焼いたり、茹でたりした場合でも、損失は少なく、そのままの効果が期待できます。
世界一の美女になるダイエット (エリカ・アンギャル著 幻冬舎文庫)
ウコンといえばやはり肝臓の機能を助けてくれる働き。これもクルクミンの働きだと考えられています。詳しいメカニズムは明確になっていませんが、肝機能障害の治療薬として処方している病院もある程、効能は認められています。
ミス・ユニバースジャパンの公式栄養コンサルタントをされていたエリカ・アンギャルさんも、著書「世界一の美女になるダイエット」の中で、『肝臓は美肌工場よ!』と強調されています。美肌を作るという意味でも、肝臓はしっかりとケアしてあげないといけません。ウコンは強力な助けになってくれるはずです。
【オパール化粧品 ユルナチュールU 30ml 6,000円(税抜)】
このウコンの美のパワーを存分に使ったコスメが、ユルナチュールUです。ユルナチュールUはウコン油(トリートメント成分)とウコンエキス(エモリエント成分)を配合。天然由来のピュアオイルなので安心してお使いいただけます。2つの成分の相乗効果で、肌ストレスから引き起こされるトラブルの予防と改善に働きかけ、素肌をみずみずしく健やかにととのえます。肌の緊張を和らげ、血行を改善して、肌本来の回復力を助けます。
朝晩の洗顔後に肌になじませることで潤いツヤ肌を実感していただけると思います。(使い方はぜひ店頭でご紹介させてください)
このユルナチュールUは、オパールR-Ⅲとの組み合わせが最適です。オパールR-Ⅲのアルコールで熟成された植物成分は、皮膚組織全体を高活性化状態にし、免疫系や神経系との流通を再活性化してくれます。その上で、ウコンオイル(精油)が、ウコン油とウコンエキスの働きである抗酸化・坑炎症作用などの働きにより皮膚組織全体を若返らせ、元気な状態で安定化してくれます。
単体で使うより肌が健康になっていく感じが、より早く実感していただけるので、オパールR-Ⅲとのセット使い、おススメです!
- 関連記事
カテゴリ:食と健康の記事一覧