朝晩、ウオーキングをされている人をよく見かけます。歩くということは健康のため、体力維持のためにとてもいいですよね。そのウォーキングは、一日のうちのいつ行うと効果的なのでしょう?
結論は「いつでもOK」。ただ朝するのと夜するのでは、期待できる効果に少し違いがありそうだということをお話しますね。
ウオーキングを初めて15分でベータエンドルフィンが出ます。このホルモン、別名が脳内モルヒネ(脳内麻薬)と呼ばれていて、名前のとおりモルヒネと作用が似ており、とっても幸せな気持ちにしてくれます。麻薬と言っても自分の体から分泌されるものなので、もちろん害はないです。
さらに歩き始めて20分くらいでドーパミンが出ます。 このホルモンは意欲や快感と関連があります。「よしがんばるぞ!!」という気持ちになります。
この二つのホルモンは朝出ると何時間も持続するらしいということがわかっています。朝の散歩は清々しい気持ちにさせてくれて精神面でとてもいいですし、一日を活動的にスタートすることができます。だから朝の散歩を薦める人が多いのも納得です。
対して、夜のウォーキングはどうかというと、夜の適度な運動は末梢の血管を開きます。肉体疲労はうっ血によるものなので、夜にウォーキング程度の軽い運動をすると、血流がよくなりかえって疲れがとれます。
そして眠りの質も上がり、さらなる疲労回復効果も期待できます。夕食後から寝る1時間前までに、30分から1時間ほどゆっくりウォーキングをすることが理想です。
注意点としてうつ症状のある人は夜のウォーキングを控えたほうが良さそうです。夜のウォーキングは思考を深くする作用もあるので、うつの人は嫌なことしか考えなくなりがちと言われています。
最初はしんどいかもしれませんが、 毎日の「習慣」にすることができれば苦になりません、逆に楽しくなります。自分を見つめ直すきっかけにもなりますので是非!
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