まず、そもそもなぜ小指の爪が小さくなるのか?
一番の原因は足裏の外側に荷重がかかっている事です。、いわゆるがに股です。
ちなみにがに股とO脚は似ていますが、O脚の場合、膝頭が内側を向いているのに対し、がに股の場合は膝頭が外側を向いているので厳密には違うものとして扱います。そして、一見、がに股ではなくても足の裏の小指の付け根部分に角質がある人も外側荷重になっています。
歩くときに親指をあまり使わずに小指の方ばかり使っていると思われます。 歩くとき意識的であれ無意識であれ小指に力を入れて靴底を握りしめるような感じになっていませんか?
私たちが指先に力を入れることができるのは、指先にある爪のおかげです。 小さなものでも、掴むことができるのも爪のおかげなんです。歩くときに下からの力が加わらないと巻き爪になってしまいます。なのである程度指への荷重は必要です。
ですが、過度に体重が乗ってしまうと爪の先端と根元の肉が分厚く発達しやすくなってしまい、周囲の肉に押されて爪が小さくなるわけです。
では小指の爪が小さいと身体にはどういう影響がでるのでしょうか?
一番の影響は腰痛です。
足裏の外側で身体を支えている状態では腹筋や背筋が使いにくくなります。そうなると重心がかかるのが腰のあたりになって腰痛を引き起こしやすくなります。
そして理屈の上では尿漏れが起こる可能性も大きくなります。足が外に開こうとするので、太ももを閉じる筋肉や骨盤の周りの筋肉が弱ってきます。尿漏れは骨盤周りの筋肉が弱くなったとき起こりやすくなります。
対策としては普段の生活で小指に過度な荷重がかかっていないかを意識する事。そしてパンプスやミュール、サンダルばかり履く人はがに股になりやすいので、できるだけこういった履物は避けてかかとがしっかり固定できるウォーキングに適した靴を履いた上で、歩き出す時に、足先と膝が正面に向かって蹴り出せているかを意識する事が大事です。
あとは足裏と小指回りに溜まっている老廃物(強く揉むとゴリゴリ、ジョリジョリするもの)を揉み崩して血行を良くすることも大事です。血行を良くすることで指の形や小さい爪を大きく育てることができるようになります。
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