いま一度、浮き指について考える

浮き指。文字どおり指が浮いて地面につかない状態のことを言います。明らかに指が浮いていればすぐにわかりますが、一見浮いていないようでも紙を差し込んで指の下に入れば浮き指です。

浮き指の問題として一番大きいのが「姿勢が崩れる」ということ。
人間の身体は体重を本来足裏の3点で支えるようにできています。この3点のうち最も重要な働きをしているのが指。指がしっかり地面についていないと身体を支えることはできないのです。


試しに、何かに手をついて立ち上がる、もしくは、手をついて座るときに「指を使わずに」行ってみて下さい。指を使ったときとの差は歴然だと思います。指が使えないと身体にかかる負担は大きくなります。本来、使わなくてもいい筋肉を使って体を支えたり動かすことになるので、そのしわ寄せはどこかに行きます。多くは足の小指股関節背中あご歯茎・・・などなど。

また、浮き指だと前方への踏ん張りがきかないので前に倒れやすくなります。それを防ぐためにかかと重心になりがち。かかとに重心がくると後ろに倒れそうになるので、それを防ぐために上半身が前のめりになってバランスをとる。つまり猫背の完成です。

猫背の問題点は、眼精疲労、頭痛、首痛(首の変形)、巻き肩、二重あご、腰痛、下腹が出る、お尻が垂れる、膝痛の原因になりやすいなど多くのトラブルを引き起こします。浮き指は単に指が浮いているだけで済む話ではありません。

浮き指になる原因としてひと昔前はハイヒールが挙げられていましたが、実は女性だけでなく男性も多く、年齢も小学生からお年寄りまで幅広く指が浮いてしまっている人が多いです。

共通しているのは履いている靴のサイズが合っていない。窮屈な靴はもちろん指を浮かせてしまいますが、意外と大きな靴も浮き指の原因になりやすいのです。靴を選ぶとき窮屈な靴は足によくないからと、幅広のゆったりなサイズが好まれますが、大きすぎるのも足によくありません。

指先に余裕がありすぎる靴を履くと歩くたびに靴の中で足が滑ります。 極端な例では靴が脱げてしまいます。 それを防ぐために無意識に靴を固定しようとして足のアーチを強くしたり、指先を上に反ったり曲げたりして踏ん張ってしまうのです。その結果、関節が曲がったまま固まってしまい、外反母趾、内反小趾 、浮き指といったトラブルになってしまいます。 同じことが長時間スリッパを履いたときにも起こりがちです。

10年ほど前に早稲田大学大学院スポーツ科学研究科が行った調査によると、l小学生の80%以上に接地不良、小学生4ー6年の男女で56%が浮き指になっているそうです。 小さいお子様の場合、小さくなってきつくなった靴は発育を阻害します。子供の足は発育が早いためすぐにサイズが合わなくなりますよね。 なのでそれを見越して大き目の靴を選びがちですが、大きくても足の発達を阻害するわけです。

浮き指に対する対策は、固まる前にとにかく指を曲げるストレッチをすること。固まってからも指を曲げてストレッチ。足指でグーを作ること。自力で出来なければ手で補助するなど外からの力を加えて何とか指を曲げてあげる(注:早く結果を出そうと無理をしてはいけません)

あとは下駄や草履など鼻緒のついた履物で指の力を使うのも効果的です。よくタオルを指で手繰り寄せる運動が紹介されますが、これはなかなか続けるのは難しいと思います。結果が出るまでおそらく早くて半年、だいたい1年は続けないといけないかもしれません。

 

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